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投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然

, ロバート・J. シラー

によって ロバート・J. シラー
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内容紹介 異様な高騰を続ける米国株式市場を斬新な角度から分析。暴落への警告を発して、全米にセンセーションを巻き起こした超話題書! 出版社からのコメント 一向に回復の兆しが見えない日本の株価。バブル絶頂期の89年末、日経平均は38,915円まで高騰しました。それが今や13,000〜14,000円をウロウロする状況。この10年間で、なんと三分の一まで下落したわけです。90年代が「失われた10年」と呼ばれる一つの所以でしょう。そして今、90年代を通じて経済の絶好調を維持し、世界経済を牽引してきたアメリカにも景気後退の影が忍び寄っています。景気の先行指標といわれる株価は、2000年春以降、ナスダック指数、ダウ平均ともに乱高下を繰り返しつつ着実に下がっています。FRB(米連邦準備制度理事会)も金融政策を変更し、2001年頭には緊急利下げを実施しました。こうした米国株式市場の悪化を的確に予測し、いち早くバブルに警鐘を鳴らしたのが本書『投機バブル根拠なき熱狂』なのです。アメリカで刊行されたのは2000年3月。まさにインターネット関連株が弾ける直前のことでした。米国経済の繁栄は続くとの楽観論が大勢を占めるなか、本書の警告は全米にセンセーションを巻き起こしました。主要紙誌はこぞって書評を掲載し、著者のシラーは各種メディアで引っ張りだこになったのです。シラーの主張は非常に明快。現在のアメリカの株価は明らかに「バブル」であり、いずれ大きな調整局面が訪れるであろうこと。バブルを引き起こすのは人間の不合理な(根拠なき)行動や感情であり、市場は効率的であるとの経済理論は疑わしいこと。さらに、政府は株バブルを助長する政策を直ちに変更し、投資家はリスクヘッジの手段を速やかに講ずるべきこと──これらのシンプルな主張を、該博な知識と膨大な資料研究に基づいて、実に論理的に展開していきます。記述も極めて平易で、難解さはまったく感じられません。主張のなかでも特に注目すべきは、バブル発生の主要因を投資家心理の非合理性に求めている点でしょう。従来の経済学は、人間の心理や行動といった面にあまり目を向けてきませんでした。しかし、監訳者の植草一秀氏も書かれていますが、現実の経済現象を分析するには、それらを知ることが不可欠なはずです。昨今、行動経済学、行動ファイナンス理論といった新分野が注目を集めていることもその証左といえます。本書はまさに、人間行動の謎にスポットを当て、株価変動メカニズムの解明に挑んだエキサイティングな書なのです。邦訳版が刊行される2001年1月は、基盤が不安定なブッシュ新政権が発足する時期です。株価への好材料はあまり見当たりません。果たして今後の米国市場はどうなるのでしょう。日本の90年代のような長期低落に陥る恐れはないのでしょうか?その影響をまともに受ける日本市場の今後を見通すためにも、是非、本書をお読みいただければと思います。 内容(「BOOK」データベースより) 暴騰と暴落のメカニズム!FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密を検証。米国株バブルに警鐘を鳴らし、全米に衝撃を与えた問題作。 内容(「MARC」データベースより) 異常なまでに高騰したアメリカの株価の、暴騰と暴落のメカニズムを解明する。FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密を検証。米国株バブルに警鐘を鳴らし、全米に衝撃を与えた問題作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) シラー,ロバート・J. 1946年生まれ。1972年MITで経済学Ph.D.取得。現在、イェール大学経済学部教授。全米経済研究所研究員、ニューヨーク連銀諮問委員会メンバー等も務める。金融理論、マクロ経済学、統計学、行動経済学、計量経済学等を駆使し、広範な言論活動を展開する注目のエコノミスト。本書『Irrational Exuberance』は、刊行直後より主要紙誌で絶賛され全米ベストセラーに。主著は、『Market Volatility』、『Macro Markets』等。後者は1996年度ポール・サミュエルソン賞受賞作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「株価に根拠はない」「株式相場急落のシグナルはなかった」企業のファンダメンタルズを見るだけでなく、人間行動心理も学ぶ必要がある、と著者は説く。他にも金融緩和政策にも触れるなど、2001年上梓の本にも関わらず、何か今の日本を予想していたかのような。経済を学ぶ上での良書に間違いないでしょう。

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