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英国名門校の流儀 一流の人材をどう育てるか (新潮新書)

, 松原 直美

によって 松原 直美
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内容紹介 歴代首相からノーベル賞受賞者、名俳優まで輩出する英国パブリック・スクール。 その名門ハーロウ校で日本語教師となった著者は最高の教育現場を目の当たりにした。 独特の礼儀作法、「文武」に加えて重視される「芸」、 目に見える賞と罰、ずばぬけた教師陣―― 映画「ハリー・ポッター」で使われた教室もある学舎で、10代の紳士たちは共同生活を 通して鍛えられていく。 日本人生徒の貴重な肉声も収めた、社会に資するリーダーの育て方。 (目次) はじめに 第1章パブリック・スクールとはどんな学校か 歴史ある名門校首相の7割を輩出イギリスの学校制度高額な学費ハウス制度 ラテン語が必修である意味歴史と伝統の踏襲紳士の作法長い入学者選抜プロセス私が教師になった経緯 第2章学習意欲をどうやって伸ばしているか 科目ごとの習熟度別少人数クラス日本人生徒はどう受け止めているか能力を認め合う環境 詳細な通知表イギリスの大学入学試験難関大学の入試生徒の向上心を刺激する方法 研究者顔負けの取り組みギリシャ、上海、ルワンダ研修ネット時代だからこそ経験を 様々なソサエティ理系ソサエティスポーツ系ソサエティオリエンタル・ソサエティ デリケートな問題も議論する 第3章「文武」に加えて重視される「芸」 文武両道の実現スポーツのレベル分けラグビーサッカークリケット 室内競技の数々その他のスポーツコンディショニング持久走教師や親も参加 有名俳優を輩出全員が演劇に参加シェークスピアは必須教養演劇の持つ意味 頻繁に開かれるコンサート聖歌隊優れた美術品で観賞眼を養うアートコンペティション 美術ソサエティ 第4章目に見える賞と罰 生徒名簿に記される奨学生生徒手帳を親にも配布服装で示される生徒のリーダー 努力に対するさまざまなご褒美口頭と紙面による表彰年報も発行わかりやすい罰則 素行不良の罰重い罰とは「努力の成果は表彰されて当然」 第5章国を守る意識を教える 軍は身近な存在戦争の英雄を追悼する軍事教練は必修軍事パレードも社会奉仕 海外でのボランティア活動にも参加自然保護活動 第6章目覚めから寝るまで続く人格教育 集団の中で育てる個討論大会も人気生徒全員参加のクイズ大会日々の時間管理 テスト期間中もつまっている予定厳しい校則と不文律教員にも適用される厳しいルール ネクタイ姿で食事簡単にできない外出不文律の存在規則は個性を抑えない 人の話を聞く訓練静かに待つ訓練私語厳禁TPOに応じたマナーの習得 食事のマナーも教育大人との会話を学ぶ 第7章教師たちが尊敬される理由 高い知力と強靭な体力多国語を操る語学教師校長は働き盛りの壮年生徒と教職員との近い距離 「思い出の品」展示会教員が教え合う仕組みロンドンに学習塾が少ない理由見事なオンとオフの切り替え 生徒による教員の評価学校全体で取り組むいじめ対策学習障害対策 第8章親はどうかかわるか 父母との距離感父母が参加できる行事も保護者面談で目立つ父親の姿パーティにも参加 卒業生の恩返し 終 章己を知る教育 自信はあるが尊大にはならない低学年の不自由、上級生の責任一流の知性に出会う 仲間との強い絆習熟度別クラスでの真剣勝負年間何十種類もの賞教員たちの努力 おわりに 内容(「BOOK」データベースより) 『礼儀作法』、『文武両道』、『賞と罰』。これがパブリック・スクールの最高の教育だ。 著者について まつばら・なおみ 1968(昭和43)年生まれ。タイの公立高校、UAEの国立ザーイド大学での勤務を経て、 2014年から18年まで英国のパブリック・スクール「ハーロウ校」で選択科目である日本語の 非常勤講師を務める。上智大学卒、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程退学。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松原/直美 1968(昭和43)年生まれ。タイの公立高校、UAEの国立ザーイド大学での勤務を経て、2014年から18年まで英国のパブリック・スクール「ハーロウ校」で選択科目である日本語の非常勤講師を務める。上智大学卒、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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英国の名門校について、これまでいくつも文献を読んできました。本書は英国2大トップパブリック・スクールの1校で日本語教師として教鞭を執られていた方が、ご本人の経験を通して著されたものです。いわゆるパブリック・スクールと呼ばれる、英国の私立学校の中でも歴史や知名度、集まる生徒層や生徒の学力、学校の経済力の観点などからトップ校に位置する学校について、日本人が記した日本語による著書はこれまでにも数冊出版されています(管見の限り。写真集関連は除く)。しかしそれらのほとんどが大学教員を本職とする研究者によるもので、少なくとも実際に当該校で教壇に立って、数年間も教えた経験のある方が書かれたものは皆無です。その意味で、これまでに出版された日本語のどのパブリック・スクール関連の著書よりも信憑性があり、「現在の」学校の実態を知ることができる貴重な資料となっています。また、日本語教師をされていただけあって日本語も読みやすく、慣用句を適度にちりばめながらも簡潔な文で書かれているのも印象的です。パブリック・スクールの頂点に位置する1校にのみ焦点が当てられているため、パブリック・スクールと呼ばれる学校群全てがこの学校のようかと言えば、それは議論の余地があるかもしれませんが、内容も多岐にわたっており、トップ校の今の実態を知るには最良の書ではないかと思いました。

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