発掘された日本列島2004 新発見考古学速報
本, 文化庁
によって 文化庁
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内容(「MARC」データベースより) 全国各地から出土した話題の考古遺物を巡回展示する「発掘された日本列島展」の公式図録。テーマ展示は「あの遺跡の今」。今なお力強く情報発信を続ける遺跡など、必見の最新情報をカラーで紹介する。2004年版。
ファイル名 : 発掘された日本列島2004-新発見考古学速報.pdf
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昨年発掘された主な遺跡の速報展の公式ガイドブックであり、2003年度発掘遺跡の豊富なカラー写真が入った概略本にもなっている。小さな遺跡の発掘内容は分からないが、新聞で全国的に報道された遺跡の概略はこれで大体が分かる。いわば考古学の簡単な最新情報はまずこの本から、ということになるだろう。実際、新聞でこまめにチェックしていたつもりだが、見落としていた遺跡、あるいは事物の多いことがわかった。九州奴国の首長クラスの墓とされる安徳台遺跡は報道を見落としていたと気づいた。岡山県のすぐそばの智頭から縄文集落が発掘されていたのは知っていたが、こんなに豊富な出土品があったとは知らなかった。唐古・鍵遺跡から出土した葛鉄鉱容器に納められた最大級のヒスイ製まが玉はいろんなことを想像させられる。今回早川和子氏の当時の状況を復元したイラストが多用されている。いい試みである。大事なのは遺物だけではない。遺物が使われた状況なのだから。今回速報展、10周年を記念して各時代の主要な遺跡を特集している。特に縄文の三内丸山、弥生の青谷上寺地はお勧め。
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